何かを新しく学ぶときは、思考プロセス全てをメモすると捗る話

お久しぶりです。本間と申します。

私事で恐縮ですが、最近Ruby on Railsとやらを勉強し始めまして。
Ruby on Railsって何ぞや?という方はGoogleなどでお調べいただくとして、ざっくりいうとRubyのフレームワークで、比較的簡単にWebサービスが作れる便利モノです。

いやぁ、何回やっても、環境構築後にローカル環境でサンプルページが表示されるのはうれしいですね。

なんでもそうなんですけど、新しいことを勉強するときって、3歩進んで2歩下がったりしません?

今回はプログラミング学習サービスの”Progate”でRailsを学んでるんですが、少し勉強を進めると
「あれ?ここってどうなってんだっけ?」
ってなって、先週勉強したところに戻って
「あーそうだったそうだった。」
ってなる”あれ”です。

実体験のRailsでいうと、
「インスタンスメソッドとクラスメソッドって何が違うんだっけ?」的な。
(正直今でもよくわかっていないですが。)

ひどいときは、第5章まで勉強進めたのに、よくわかんなくなって1章に戻ってやり直し。なんてことも。

まぁ、「そういう反復が記憶定着や学習にはよいのですよ。」というのも分かるんですが、なんせ効率が悪い。

そこで、勉強方法を自分なりに見直しまして。
それが結構はまったのでご紹介します。
これは決してプログラミング学習だけでなく、新たな知識を得るのに万能なんじゃないかなぁと思っているので、何か参考になればと。

記憶定着はメモを取るに限る

まぁやっている人はやっているんだと思うんですが、新しい知識の定着にはメモが一番なんだなぁと。
学生の頃なんかは、学んだことはノートにとって、ノートを見ながらテスト勉強してたのを思い出します。

参考書でもそうだし、何かのスライドを見ながらとか動画を見ながら勉強すると、その時はわかったつもりでいるけど、少し時間たって自分でやろうと思うと、なかなか思い出せないものです。

私はDropbox paperを使って、「学んだこと」と「用語集」のドキュメントを用意して、学びながら何でもメモをしています。

ただ、メモの取り方にもちょっとしたコツがあるんですよね。
ひたすらに書いてあることを転記したところで、脳を使っていないメモは、思い出したいときになーんも思い出せないし、後々見返しても「こんなメモなら参考書を読んだほうがましだわ」なんてことにもなっちゃう。

私なりに、気を付けているメモ取りポイントは2つ。

  • 自分の言葉でメモをする
  • 思考プロセスをすべてメモする。

これを気をつけながらやっています。

自分の言葉でメモをする


これは実際のメモのキャプチャです。
※書いてあることは超初級で、かつ合ってるかよくわからんのでそこは愛嬌。

自分のメモに、参考書通りの転記をしてしまうと、分かった風で結局分かってないことが多い。
メモしただけで満足しちゃうタイプってやつですね。
多少無理をしてでも、自分の中の言葉で思った通りにメモをすればいいんだと思います。誰かに見せるわけでもあるまいし。

だから私のメモは、腑に落ちないところは「○○だって書いてった。」とか「○○だと思う。」みたいな、”理解してないけど多分そういうことなんだ”ってわかるようにメモするし、極力しゃべり言葉でメモをする。
自分の言葉でメモをしようとすると、理解していない単語とかは使わなくなるんですよね。
理解していない単語を、自分が理解できるような文章にしてメモする。
そうすると、その単語の本当の意味を分かんなきゃメモできないし、あとで見返してもその意味が分かる。
自分の言葉でメモをすることは、その時の理解度を深める意味でも、あとで見返した時の記憶の蘇り力を高めるためにもいいのです。

思考プロセスをすべてメモする


これもメモのキャプチャ。
ちょうど、まだよくわかってない何かと戦っている状態ですね。
これで私が超初心者へっぽこ野郎だということがバレました。

勉強を進めていると、「良くわかんないけど多分こういう意味かな?」とか「んーまったく分からん。」っていう情報に良く出会います。
そういう時はそれもすべてメモする、それが2つ目のポイントです。

勉強を進めていくうちに何となく過去の「?(分かんない)」が分かるようになってくることってありますよね。点と点が線で結ばれる的な。

その「?」を「!(りかい!)」に変えるために、常に分かんないこともメモをしています。
そして、分かんないところが分かったときは、そのメモに追記する。
決して、その分からないメモを消すのではなく、Qに対してAをしっかりと残してあげる。

人間の記憶なんてあやふやなもので、どうせ来週には「!」となったことを忘れて、同じ「?」で悩むんです。

「多分こういう意味かな?」という風に感じたものも同じ。
後々その「多分」が間違っていた場合は、過去の間違っていた「多分」も残してます。私の場合は取り消し線で消してます。

思考のプロセスをすべてメモすることは、過去の「分からない」や「多分こうかな?」を理解したとき、その理解した体験全てで記憶をするために必要なんです。

これは記憶の思い出しまでのコストがかなり下がったなぁと個人的に感じています。

Dropbox paper便利だよ

前述のとおり、最近はもっぱらDropbox paperでメモを取っています。
昔はevernoteだったんですが、マークダウン使えないし、自分のメモにコメント残せないし、何かと不便に感じて移行しました。

まぁpaperのいいところとか使い方の話とかになってしまうとまだまだ文章が続いてしまうので、これでまとめに入るとすると…

思考を思考のままに文章にする大切さ

頭で考えたこと、抽象的な感覚で理解したこと(何となくわかった的なそれ)、逆に理解できてないことを文章にするという作業にすることで、記憶の定着・本当に理解できたのかの把握・後々の思い出すコストの削減と、いいことがたくさんあるのです。

もちろん向き不向きや、「ワイはメモなんて取らんでもすべて覚えているわい!」なんて人もいると思うので、万人共通かといえばそうでもないと思いますが。
もし、「なんか新しいこと勉強してんだけど、なかなか理解度進まないよー」って方がいらっしゃれば一度試してみてください。

この記事を書いた人

非公開: 本間 和城