【開催レポート】0からのWebディレクション講座:Webマーケティング編(大阪)

こんにちは。日本ディレクション協会・関西支部の川口です。
2015年12月12日(土)に開催された『0からのWebディレクション講座:Webマーケティング編(大阪)』をレポートします。

私はデザイナーとして13年目で、Webディレクター兼Webデザイナーのキャリアは5年目。
レポートは、Webデザイナー目線でお話を進めたいと思います。

今回は、Webディレクターだけでなく、デザイナーもコーダーもエンジニアも業務全てに通じて活用できるWebマーケティングの講義。

講義は”Webマーケティングの入り口”にフォーカスされており、マーケティングの概念から自分の仕事に落とし込める実践まで幅広く学ぶことができました。

頭の体操をしながらwebマーケティングを学ぼう

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「0からのWebディレクション講座:Webマーケティング編(大阪)」講師として登壇したのは、合同会社オモロワークス代表 福田 正義さん。
ヤフーのコンサルティングチーム・マネージャーを経て、ベネッセコーポレーション等の大手クライアントのグロースハックに従事されたりと、最前線でバリバリ活躍されている方です。

ただ制作側からすると、「Webマーケティング=とっつきにくい難しい理論」のイメージが…

そこはさすがの福田さん。

  • そもそもWebマーケティングって何?
  • なぜ、Webマーケティングがこんなにも普及しているの?
  • インターネットにおける集客施作の考え方って?
  • 良い広告とはどんな広告?
  • リスティングが流行っている理由って何?
  • 良いサイトとはどんなサイト?

という切り口で、制作側の”あるある”な疑問・つまづきを噛み砕いて説明する講義が繰り広げられました。

参加者がWebマーケティングを身近に感じてもらえるように、『講義形式×ワーク形式』『インプットとアウトプット』を相互に行う形式だったのも印象的。

その中でも特に抑えておきたいポイントがあります。

「誰に?」「何を?」を前提に、

  1. 連れてくる
  2. サイトを改善する
  3. リピートさせる

業種に関わらず、儲かるための3つのステップ。これがシステマチックに行われる設計をすること!!

「誰に?」「何を?」は制作の基本ですが、1・2・3の仕組みを知ると知らないでは、案件に対する理解と出来上がるものが自然と違ってきますね。

Webマーケティングと脳(記憶)の密接な関係

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「Webディレクターの方々は技術的な知識を積む一方で、心理学や消費者行動学などを基にした人間の理解、つまりマーケティングの理論についても知識を積むことが重要。
しかし、その重要性が伝えられておらず、知る機会も非常に少ないのが現状ではないか」と福田さんは語ります。

それを解決したのが「記憶のメカニズム」を知ること。
一見Webマーケティングと脳の仕組みは関係なさそうだけど、脳の記憶について知っておくことはとても大切です。

私自身、他のWebマーケティングセミナーに数回参加したことあるのですが、この切り口は斬新でした。

人は記憶を忘れる生き物です。
それを解決するのにWebマーケティングのある手法が役立っています。
何だか分かりますか?

答えは、広告でリピートさせる「リマーケティング」です。

Webデザイナーの立場からすると、「覚えてもらいやすいデザインはこういうのかな?」と刺激され、今抱えている案件のヒントをもらいました。

まとめと感想

今回の講義は、Webディレクターだけでなく、デザイナー、コーダー、エンジニア、営業とサイト制作に関わる全ての人に通用するものでした。
サイト制作を発注する側の人も、デジタルマーケティングの本質を理解したマーケティングパートナーを探すためにも知っていた方が良いですね。

そして、講義の最後に、『今回の講義内容がWebマーケティング全体の内どれくらいなのか』割合を表したスライドを見せてもらいました。

その図がこちら↓↓↓
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(合同会社オモロワークス様スライドより引用)

衝撃です。
”Webマーケティングの入り口”について丁寧に説明された今回の講義。
理解していたつもりでも、本当にスタート地点そのもの。
Webマーケティング、奥深い!

福田さん曰く、他のマーケティング講座もたっぷり講義できるようです。
今後の福田さんの登壇に乞うご期待ですね。

この記事を書いた人

川口 美緒